特殊診療
特殊検査
当院では、日本製モリタ社-Veraviewepocs 3DFを導入し、より正確で緻密なレントゲン検査が可能になった他、ダイアグノデント(光学虫歯検査)や今までの視診、レントゲン検査に加え、レーザー光を使って歯の硬さを数値化する検査を導入しました。
これにより、現在の歯の硬さを数字で残す事で次回と比較し、歯の軟化部位を見逃しません。
又、口腔のプラークや唾液より細菌のDNAによる種類や数を計ります。
この方法はDNAより計る為、細菌の生死を問わない為、正確な検査結果が期待できます。

歯科用CT
歯科用CTの登場ににより一般のレントゲン撮影では知る事のできなかった、三次元的な骨や歯の状態を知ることができるようになりました。
歯科用CTは医科のものよりもはるかに少ない被ばく量で検査できるのでとても安心です。当院ではその中でも被ばく量が最も少ない日本製モリタ社のVeraviewepocs 3DFを導入しました。 高度な診断ができるため、予知性が高いことが特徴です。
インプラント治療の際など今までは二次元で奥ゆきがわかりませんでした。 CTによって3次元の立体画像で診断することで神経、血管などの走行が把握できるようになり、シュミレーションソフトでガイドをつくってオペを行う方法も選択できるようになり、安心安全が実現しました。
CTの解像度は100~200umと高解像でいままではCTでは無理と言われた根管治療にも応用できるようになりました。

ダイアグノデント(光学式虫歯検査装置)
レーザー光を用いた、歯牙の硬さを数値化する機械で、歯牙を1歯4~8ヶ所で検査します。早期の歯牙軟化はレントゲンでは検出できず、この方法で検出する他ありません。又、早期の歯牙の軟化を検出する事で、ブラッシングの改善等予防処置がとれます。
又、この状態にドックスベストセメントの塗布法を応用する事で、完全に再石灰化を期待できる場合もあります。

歯科ドック(細菌DNA検査等)
歯周病原細菌(5種類まで)、う蝕(むし歯)関連細菌(3種類)のDNA検査により、種類と数の検出、口臭検査、先に述べた歯科用CT、ダイアグノデント(光学式虫歯検査装置)等の各種検査を用意しております。
無痛麻酔治療
患部に麻酔シールを貼ります。
麻酔液を最も痛くないといわれている37°に専用のウォーマーで温め、(当院では、開院時より全治療台に設置して使用しております。)電動の注射器を使用してゆっくりと麻酔液を入れる事で、可及的に無痛麻酔を行います。
特殊歯周病治療
歯周病の主な症状
・歯肉から血や膿がでる。
・歯がグラグラする。
・歯茎が下がってきた気がする。
・口臭がする。

顕微鏡歯科
当院では、初めての方と検査が必要な方すべてに、位相差顕微鏡を用いて、お口の中の菌の種類(形状)と活動性を、動画にて撮影し、専用の管理コンピューターで保存管理しています。この撮影データはレントゲンと同様、各治療チェアーのモニターで確認する事ができます。
レントゲン検査・P基本検査・顕微鏡検査を踏まえて、相談の上、治療計画をたてさせて頂きます。

除菌前
除菌後
エピオスケア(高濃度次亜塩素酸電解水)を用いた歯石除去と歯周病菌の殺菌消毒治療
エピオスケア(高濃度次亜塩素酸電解水)はほとんどの細菌やウイルス(虫歯菌、歯周病菌、肝炎ウィルス、ノロウィルス、HIV、MRSA、インフルエンザ)を30秒以内に殺菌、不活性化することが可能です。
お口のトラブルのほとんどが細菌による感染症です。
この殺菌水を使うことで効率的に口の中の細菌や汚れを取り除き、お口の中の環境を改善できます。
歯周病治療、器具の消毒、歯周内科治療、歯の根の治療、抜歯後の消毒にも使用しています。

安心安全

エピオスは純度99.9パーセントの塩と超純水を混合した低濃度の水溶液を電気分解して作られます。これは厚生労働省により食品添加物認可されており、人体には無害な水です。小さなお子様からご年配の方々まで安心してお使いいただけます。

歯周内科(薬で治す歯周病治療)
顕微鏡検査により細菌の種類と活動性に、早期コントロールが必要な場合に、抗生剤を使用して積極的に治療を行います。
又、カビ(真菌)のコントロールが必要になる場合、坑真菌剤を用いて治療を行います。

3DS(歯周病治療薬到達システム)
就寝時に上・下顎別々のマウスピースを装着して頂きます。この際マウスピースの内面に歯周病菌に効果のある薬を入れて使用します。

削らない虫歯治療(歯髄温存)
ドックスベストセメント(Doc's Best Cements)
新法ではドッグスベストセメントの粉と薬液を混合した液剤を塗布する事で、より鎮痛効果が強化されました。
その液に従来のドックスベストセメント充填を行う事でさらに歯髄温存の成功率を上げる事ができます。又、セメントには赤と白の2種類があります。
少し進んだ虫歯
通常なら、むし歯の部分をすべて取るため大きく歯を削ります。それから神経をぬいたりします。
でもドックスベストセメントを使用することで、虫歯菌の部分をほとんど削り取る必要性はないので、大事な歯を、極力削らないですませることができます。
また、神経の上の自分の歯をほとんど削らないので、歯がしみにくいというメリットがあります。
[ご注意]
残念ながら、このドックスベストセメントは、まだ保険治療でできる方法として認められていません。
現在この方法は自費治療となります。また、上に被せる冠や詰め物も自費扱いとなります。

3Mix-MP法
3種類の抗生剤と、薬の濃度を均一に安定させる胡材と液剤の5種類の薬剤を調合した薬剤にて、虫歯を無菌化し、再石灰化を計り、歯髄温存する方法です。
高周波電気治療
高周波治療では、高い周波数の電気を流します。人体は高い周波数の電流に対して感度が鈍くなる性質があるため、痛みが軽減されます。
そして菌のいる部分で発熱しその熱で患部を消毒・殺菌し自然治療を助けます。
何よりも、患者様の痛みへの負担をやわらげ、治療期間も短くすることができるところが魅力です。

高周波治療は歯科全般に応用できます
・根管治療 (根の病気に対して)
・歯周病治療 (歯茎の病気に対して)
・顎関節症 (疼痛の緩和)
・膿瘍の切開、口内炎、口唇ヘルペス、口角糜爛(びらん)、知覚過敏処置
等があげられますが、症状により幅広く用いる事ができます。

感染根管治療(根の病気)
最初に根管内を通電をし、根管内を滅菌します。
次に、根の先の病気の箇所に、チップを穿通させ、病巣内の細菌に対して高周波の熱で細菌の減少をはかります。
根管治療(根の病気)における病巣の消毒方法
高周波の効果
・除痛効果 痛みを和らげます。
・代謝改善 代謝をよくします。
・組織賦活効果 組織に活力を与えます。
・消炎効果 消毒殺菌して炎症を改善します。
・骨造成効果 骨を造る手助けをします。
高周波治療には副作用などはありませんので安心です。
又、歯科だけではなく、広い範囲で医科でも多く活用されています。
ガン治療から整形・美容や花粉症をはじめとしたアレルギー治療など、医科用途でも盛んに使用されています。
濃縮フィブリンゲル
歯を抜いた後の穴が気になったり、歯を抜いた後の術後の状態があまり良くならなかった経験は、ありませんか?
次世代の完全自己採血による血小板濃縮フィブリン製剤として、歯科分野や再生医療など多くの分野での応用が期待されてます。
CGFとは、血小板・成長因子が豊富に含まれた、完全自己血液由来のフィブリンゲルです。
このフィブリンゲルを歯を抜いたあとの穴に入れることで痛みの軽減・治りを早めてくれます。
完全にご自身の血液から作るため、体に合わないなどの拒絶反応や アレルギーなども出ないので安心です。
採血をして機械に入れ数分たつと写真の様な黄色いフィブリンができます

CGFの効果
・歯を抜いた後の深い穴にCGFを入れる事により骨の再生を促し、治りを促進させます。
・歯槽膿漏により失われた骨の再生をうながします。
・インプラント手術時、骨の不足部位の骨再生を促してインプラント手術を可能にします。

当院では、口腔内の手術に際して、自家血より作製した、添加物が一切使用されていないフィブリンゲルを使用する事ができます。
当院で採血した患者様の血液を、遠心分離機にかけます。
その間患者様にはお待ちいただくことになりますが、フィブリンゲルを作製するために要する時間は15分程度です。

PRP再生療法
PRP再生療法とは患者様ご自身の血液を使用した再生療法のひとつで、遠心分離機にかけて血小板を濃縮したPRP(Platelet Rich Plasma:多血小板血漿)を用います。血小板に含まれている細胞増殖因子(成長因子)を活用し、骨や歯茎などの歯牙周辺組織の再生や回復を早めることができます。(骨再生を誘導するためのもので、PRPそのものが骨になるわけではございません。)
PRP再生療法は皮膚の治療法として有名ですが、医科との連携により歯科の分野にも再生療法を積極的に取り入れております。

PRP再生療法の特徴
患者様ご自身の血液から作製いたしますので拒絶反応やアレルギーの心配がほとんどなく再生率も高いという利点がございます。

PRP再生療法からCGF再生療法へ
従来のPRP再生療法は遠心分離機の調整のための技術的な熟練が必要であるため、作製に限界がありました。また、遠心分離によって抽出した多血小板血漿はそのままでは使用できませんので、血小板の凝固材としてウシやヒトのトロンビン(たんぱく質分解酵素)や塩化カルシウムなどを添加しなければならないという欠点もありました。
これらの欠点を改善するために医療技術革新が行われ、添加物を使用しないCGF再生療法(新PRP再生療法)が開発されました。

CGF再生療法(新PRP再生療法)
再生医療機器の進歩により、PRP再生療法で指摘されていた欠点(作製の制限、添加物など)が克服されました。 新PRP再生療法であるCGF(Concentrated Growth Factor)再生療法では、遠心分離器の回転数や回転速度をコントロールすることで、添加物を使用しなくても血小板を凝固させることができるようになりました。感染リスクが高い凝固剤を添加する必要がなくなったことで、PRP再生療法よりも安全性と成功率が高まりました。

CGF再生療法の特徴
添加物を用いず患者様の血液だけで作製できるため、PRP再生療法よりも感染リスクが軽減され安全性が極めて高くなりました。
PRP再生療法で作製したフィブリンゲルよりも長時間ゲル状態を維持できるため、インプラント治療・歯周組織再生治療など幅広い治療に活用できるようになりました。

[ご注意]
残念ながら、この濃縮フィブリンゲル治療は、まだ保険治療でできる方法として認められていません。
現在この方法は自費治療となります。
レーザー治療
当院では、Er-Yagレーザーを用いて、虫歯治療・歯周病治療を行っております。このレーザーは、周波数と強さを調整する事で、様々な効果が期待できます。
この為、知覚過敏・顎関節症の治療やメラニン色素の除去等にも使用する事があります。
もう一つは、コールドレーザーLimix2というレーザーで、こちらは細胞のミトコンドリアに働きかける事で治癒促進や疼痛緩和を用います。
ボトックス注射
当院では、筋肉の強い緊張に対する顎関節治療の一つとしてボトックス注射による咬筋の緊張緩和治療を行うことができます。
その他ヒアルロン酸治療等があります。
[ご注意]
残念ながら、このボトックス・ヒアルロン酸治療は、まだ保険治療でできる方法として認められていません。
現在この方法は自費治療となります。